近年注目の水洗以外のトイレ「バイオトイレ」
- 2021.01.20
トイレといえば、最近では水で汚物を流すものがほとんどですよね。
しかし、近年では水を使わないトイレが登場するようになりました。
それをバイオトイレといいます。
バイオトイレとは、近年日本国内ばかりではなく、水不足や衛生問題で悩む
発展途上国においても注目されているトイレです。
このトイレの簡単な機能を説明しますと、まずバイオトイレは水洗ではありませんから
水を必要としないのが特徴のひとつです。
便座の下に槽があって、そのなかには、のこぎりの削りカスの「おがくず」が入っています。
し尿はこの層に落ち込んですぐに「おがくず」と混ざり合わさります。
伝導の撹拌装置がゆっくりと動き出して、撹拌されていきます。
この槽のなかには、「おがくず」やし尿中の微生物によって発酵し
60~70℃まで熱くなって分解されていきます。
発酵熱によって、大腸菌群や寄生虫などの、人体に有害な微生物は生息できませんし
使用済みの「おがくず」は、取り出して新しいものと取替えますが
古いものは、そのまま用が済んで廃棄というわけではなく
もう一度新しい役割をもって活用されていきます。
使用済みの「おがくず」は農作物が育つのに適した成分を多く含んでいますので
そのまま、花や菜園に有機肥料として還元できる点も魅力となっています。
また、下水管や河川に放流する配管は不要ですから
次のような分野で、特に注目を集めています。
・下水道のない離島や山岳地帯、観光地のトイレ。
・臭気がほとんど出ないため、室内やベッドの横においておくことが可能。
・水が不要のため、避難場所に指定されている施設や、イベントの仮設トイレなど。
岐阜県岐阜市の「有限会社ワークマン」では
トイレやタンク交換・キッチン・お風呂など日常生活に必要不可欠な設備のリフォームを行っています。
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